pixivや2chで話題になったとにかく後味が悪い!おすすめの鬱漫画3選をご紹介していきます!
おやすみプンプン
まず、おすすめなのは「おやすみプンプン」です。
これは、2007年から連載された浅野いにおの長編青年漫画。
全13巻と長く感じられるかもしれませんが、意外とスピーディに読めてしまう漫画です。
この作品の特徴は、なんといっても主人公のプンプンが人間じゃない形で描かれていること。
単行本の表紙を見てもらうとわかりやすいですが、簡単な落書きのようなかわいらしいキャラクターが描かれています。
これこそ、主人公の少年(青年)のプンプンです。
このプンプンの家系以外はリアルな画風で人間が描かれ、物語は進んでいくのでファンの中で様々な考察がされています。
物語の前半は、活発で普通の男の子であるプンプンの少年時代。
そして後半に向かってプンプンは成長し、家庭の崩壊、恋愛の行方、人間関係の葛藤や不安感などが、まるでノンフィクションのように描かれています。
誰も救われないような、非常に後味の悪い作品になっています。
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最終兵器彼女
次におすすめするのが、「最終兵器彼女」です。
これは高橋しんが描く中編漫画で、1冊は分厚い本ですが全7巻と非常にさくさく読める作品です。
北海道の田舎町の普通の高校生・主人公のシュウジとチセ。
ふたりは付き合いたての初々しいカップルなのですが、時代は現代であり、なんと戦時中という設定なのです。
最終兵器彼女というタイトルの通り、ヒロインのチセは日本の最終兵器として改造された人間。
戦争の被害者である普通の高校生・シュウジと最終兵器として進化を続けるチセ。
純粋に好きな気持ちとは裏腹に、ふたりの関係は戦火の中切なく引き裂かれてゆきます。
高校生という日常と、戦火の中という非日常、どちらに出てくるキャラクターも重く切ない事情を抱えています。
全巻涙なしでは読めない展開の嵐です!
ミスミソウ
最後におすすめするのが、押切蓮介の代表作の「ミスミソウ」です。
上下巻で読めてしまうので鬱漫画の入門編にはおすすめの作品。
こちらは、都会から田舎町へ転校してきた一家の長女・春花が主人公。
何かの理由でいつの間にか始まってしまったクラスのいじめに春花はうんざりする毎日を過ごしています。
優しい父の一言で学校を休むことを決めた春花の行動から、周りの人間関係は崩れてゆきます。
いじめのターゲットを失ったクラスメイトの行動や、春花を取り巻く人間関係など、後半にかけてスピードを増し、ねじれにねじれてゆく展開。
ページをめくる指が止まらないとはこのことです!
映画化もされた鬱漫画の名作ですので是非読んでみてください。