「ヲタクに恋は難しい」はふじたさんが原作を手掛ける恋愛コメディー漫画作品であり、2018年にはテレビアニメシリーズが放送されるなど人気を博しました。
2020年2月に劇場映画として全国公開されることになりましたが、どのような作品なのでしょうか。
また、キャストにはどのような方が参加しているのでしょうか。詳しく紹介します。
原作はpixivコミックで連載し、書籍化された人気作

「ヲタクに恋は難しい」の原作はpixivというイラスト投稿サイトに2014年から投稿され、人気を博した恋愛コメディー作品です。
ヲタク、つまりサブカルチャーの世界にのめり込んで生きる、趣味人たちが不器用に恋愛をしていく様子が描かれた同作は、
キュンとする展開とキレイなイラストという魅力から「このマンガがすごい!」では2015年女性向け部門の一位に輝いています。
主人公カップルだけではなく、様々なヲタクカップルが迷い、不器用ながらも頑張る群像劇の形をとる同作は男性にもファンが多い作品でもあります。
ネタバレとなりますので、以下のストーリー概説を読む際にはご注意ください。
主人公である桃瀬成美は表面的には一般的なOLのように立ち回る反面、BLという創作ジャンルを愛する腐女子というジャンルのヲタクでした。
それが露見したことが原因で同僚だった男性と破局し、破局後顔を合わせづらくなったことで転職をし、偶然に幼馴染であるゲーマー男子の二藤宏嵩と同じ会社に就職することになります。
当初、二人は交際するつもりがありませんでしたが、宏嵩から交際した際のメリットについて淡々と語られたことで交際を開始します。
会社の同僚であり、恋人であり趣味を理解できるはずのヲタク友達、という二人にとって適切な距離感はどこなのか、探り合いの日々が始まりました。
趣味に没頭するとなりふり構わず突進する成美と、そんな暴走しがちな成美を陰ながらサポートする宏嵩はお似合いなカップルのように見えますが、なかなか恋人らしい関係かと言えば微妙な関係性が続きます。
不器用に急接近と弾かれたように距離をとってしまうことを繰り返し、一歩ずつ二人は恋人らしくなっていくため努力していくのです。
主人公の成美と宏嵩のカップルだけでなく、同僚のもう一組のカップルである小柳花子と樺倉太郎のカップルも不器用についたり離れたりしながら、お互いの心地い距離感を探る難しさに直面していくことになります。
「ヲタクに恋は難しい」のキャスト情報
実写映画版のキャストは今をときめく豪華キャストを揃えています。
まず、主人公であり隠れ腐女子として二面性を使い分けている桃瀬成美役を女優の高畑充希さんが演じています。
キュートな乙女の表情と、創作と趣味に暴走する二面性をどのように演じているのかが気がかりなところです。
その彼氏でありゲーマーの二藤宏嵩を演じるのは俳優の山崎賢人さんが演じています。
普段はゲームのことしか考えていない鉄面皮ですが、ふと恥ずかしそうに表情が崩れる瞬間が魅力の男性キャラクターですが、どのような宏嵩が実写で描かれるのか、目が離せません。
一見クールビューティーながら、男装コスプレイヤーとして活動している界隈の有名人であり、様々なサブカルチャー分野に造詣が深い小柳花子役は女優の菜々緒さんが演じています。
時に男勝りな啖呵を切ることがある彼女が、恋人である樺倉と上手くいかないと悩み、涙を見せる弱さを菜々緒さんはどう演じてくれるのでしょうか。
その恋人である樺倉太郎役を務めるのは俳優の斎藤工さんです。
粗暴な態度を思わず取ってしまうことがある、不器用な男性ながら小柳が大好きなのは隠しきれない、そんな彼を斎藤工さんはどのように表現するのでしょうか。
脇を固めるキャスト陣には賀来賢人さんや今田美桜さん、佐藤二朗さんやムロツヨシさんなどが挙げられています。
全体的にコメディーと恋愛群像劇のメリハリが効いた作品になりそうなキャストだとは思いませんか。
テレビアニメシリーズとはまた異なる「ヲタクに恋は難しい」が描かれていくのかと思うと、楽しみで待ちきれないのではないでしょうか。
実写映画版の公開日は2020年2月7日です。
実写映画版の主題歌は本人役で出演している声優、内田真礼さん

実写映画版の主題歌は声優の内田真礼さんが担当し、内田さんは作中にも本人役で出演している、ということが話題になっています。
賀来賢人さんが演じる坂元真司が熱狂するアイドルという役どころですが、サブカルチャーに造詣の深いキャラクターたちによる恋愛群像劇である同作らしいキャスティングだと言えるのではないでしょうか。
内田真礼さんは本人名義で楽曲をリリースするアイドル声優としての一面もありますので、どのようなパフォーマンスが劇場で見られるか楽しみです。
不器用な恋人たちの恋愛模様を劇場に見に行こう
「ヲタクに恋は難しい」はサブカルチャーを追いかけることで一生懸命だったヲタクの男女が、リアルの恋愛に戸惑い、躓き焦る様子を描いた恋愛コメディーです。
その初々しさや不器用さは微笑ましく、どうしてそうなってしまうのか、と視聴者ながら頭を抱えたくなる場面も少なくはありません。
思わず応援してあげたくなるカップルたちの恋愛模様を見に、ぜひ劇場に足を運んでみてください。