少年雑誌で人気連載中の漫画・約束のネバーランドの実写映画化が決定し、ファンの間で話題を集めています。
すでにキャスティングなども決定しており、原作漫画との相違点やどのようなストーリーになっていくのか様々な期待が寄せられているようです。
そこで今回は、実写映画化された約束のネバーランドについて紹介していきます。
約束のネバーランドとはどのような漫画なのか
約束のネバーランドは、週刊少年ジャンプで連載中の脱獄サスペンス漫画です。
現在連載中の漫画は164話と長編になっており、テレビアニメ化されるほどの人気作品として今回実写映画化が決定したものとなっています。
なおアニメに関しては2019年の1月から3月に第1期が放映され、2020年には第2期の制作が決定しています。
そんな約束のネバーランドのストーリーとしては、主人公であるエマは友人であるノーマン、レイなどの子供たちとともに孤児院で生活をしていました。
孤児院での生活はまるで楽園そのもので幸せを感じていたエマたちでしたが、ある日孤児院で一緒に生活していた子供がどこかに「出荷」されてしまう現場を目撃してしまいます。
そこで楽園と思っていた孤児院が、実は化け物の餌となる子供たちを飼育するための人間農場であったことを知ります。
このままでは鬼と呼ばれる化け物に食べられてしまうため、エマたちは孤児院から逃げることを決意。
その直後にノーマンが出荷されることが決まり、エマとノーマンが孤児院の外で再会することを約束するとともに孤児院や残酷な運命からの脱出を図るという内容です。
原作漫画は孤児院から脱出してからもエマたちの冒険は続いていて、今回の実写映画化ではエマやノーマン、レイたち孤児院の子供が孤児院から脱出するまでの部分を切り取って上映されることが想定されています。
実写映画版の約束のネバーランドについて
実写映画版の約束のネバーランドの公開予定は、2020年12月18日に決定しました。
監督は映画「僕だけがいない街」やドラマ「義母と娘のブルース」を手掛けた平川雄一朗氏、そして脚本は同じく「僕だけがいない街」やドラマ「嘘の戦争」を手掛けた後藤法子氏です。
またキャスティングも豪華な女優・俳優陣が揃っており、主人公である天真爛漫なエマ役として浜辺美波が抜擢されました。
現実主義の思考を持つキャラクターであるレイには城桧吏、知的でリーダーシップを取れるノーマン役には板垣李光人が抜擢されており、新しい雰囲気と原作の世界観を演出してくれるようです。
なお実写映画版と原作の漫画やアニメの相違点として、エマやレイ、ノーマンなどの主人公枠の年齢が挙げられています。
舞台はヨーロッパをほうふつとさせる世界観の中にある孤児院という点は変わりませんし、孤児院では小さな子供たちが生活している点も共通しています。
ただ原作では12歳と設定されているエマ・レイ・ノーマンの3名については、12歳から16歳に年齢が引き上げられる形で新たに設定されているようです。
これに関しては賛否両論があり、私自身も12歳という年齢がかなめとなっている作品であるだけに不安要素の一つとなっています。
ただ敢えて年齢を変えることで原作とはまた異なる雰囲気となることが期待できますし、16歳に設定されたことでどのような作品になるのか期待されています。
それ以外の点に関しては今のところ原作との違いはないと考えられており、ストーリーに関しても孤児院を脱出する過程をどのように演出するのかがポイントとされています。
実写映画版の約束のネバーランドに関する評判や期待
このように原作の漫画やアニメとは若干設定を変更してきた実写映画版の約束のネバーランドに関する前評判としては、原作ファンとそうではない人たちで大きな違いがあると感じられます。
原作ファンの場合は原作の設定や世界観を重視しているため、エマたちの年齢設定の変更に対して抵抗を感じる人が多いようです。
このため世界観が崩れてしまうのではないか、ストーリーの展開に無理が生じてしまうのではないかと危惧する声が聴かれる一方で、設定変更をしても世界観が守られることや面白い作品になることを願う声も多いようです。
また原作を知らない人たちの前評判としてはそこまで悪い評価はないようで、キャスティングされた女優や俳優に期待を寄せる声も少なくありません。
そして約束のネバーランドの持つ独特の雰囲気が耕起されている画像からも伝わっているようで、どのような作品なのか気になる・女優や俳優陣が演じるキャラクターや世界観が楽しみだという意見も見受けられます。
このため原作ファンとそうではない人たちで前評判や期待するポイントは異なっていますが、いずれにしてもうまく完成させてほしいと私は感じています。
重要な設定の変更による出来上がりが気になる作品
約束のネバーランドは子供が大人や運命に立ち向かっていくというコンセプトの作品であることから、実写映画化に伴って行われた主人公たちの年齢設定の変更は話題を呼んでいます。
これに関しては原作者も高く評価しているようなので、実際に完成した作品がどの程度原作の世界観を維持できているのか・年齢設定の変更がどのように影響するのかがポイントとなる作品だと言えます。