「月に代わってお仕置きよ」の名台詞と共に一世風靡をした「美少女戦士セーラームーン」が、前後編の劇場版として2020年に帰ってくることがわかりました。
そこで、「美少女戦士セーラームーンEternal」の公開日などについて紹介します。
小さい頃にセーラームーンを見ていたという人にも、これまでセーラームーンは見たことがないという人にも、セーラームーンがなぜ魅力的なのかを知って欲しいです。
「美少女戦士セーラームーン」の魅力
「美少女戦士セーラームーン」の魅力は、その多彩なキャラクターとドラマチックなストーリー性にあります。
主人公の月野うさぎが、言葉を喋る不思議な黒猫ルナによって、セーラームーンに変身するというのは、魔法少女のパターンとしては王道ですよね。
ですが、セーラームーンは美少女戦士なのです。
戦士として悪と戦うというのは、これまでの魔法少女ものにはあまり見られなかった展開でした。
更に、セーラーマーキュリーやセーラーマーズといった仲間が増えていくことも、少女向けアニメというよりは、まるで戦隊もののようで次はどんな仲間が増えていくのかということが、とても楽しみでした。
そして、ストーリー性の高さも「美少女戦士セーラームーン」の魅力です。
度々危機に陥るセーラームーンを赤い薔薇を使い助けてくれる謎の青年だったタキシード仮面。
その正体である地場衛との前世から続く運命的な恋は、それまでのバトルものの要素の中にラブロマンスやミステリアスな謎めいたシーンがあるのも、作品についつい見入ってしまう理由でした。
そして、テレビアニメと原作ではキャラクターの性格やストーリー展開が微妙に違いがあるので、1つの作品で何度でも楽しめるのです。
誕生20年を記念して制作された「美少女戦士セーラームーンCrystal」では、ビジュアルもストーリーもより原作に近くなって、かつてないぐらいの華麗で美しいセーラームーンに改めてその魅力に気づかされました。
特別な存在
「美少女戦士セーラームーン」がこれほどまでに人気の秘密は、主人公である月野うさぎがとても身近な女の子だからかもしれません。
ドジで泣き虫で、おせっかいなうさぎが、次第にセーラームーンとしての使命や、月のプリンセスとして目覚めていく様子が、とてもリアルに描かれていて、とても親近感が沸きました。
特に、30世紀の未来からやって来たうさぎと衛の娘ちびうさとの生活は、うさぎを強く、そして母性溢れる存在へと進化しました。敵も味方も関係なく、まるで包み込むような優しさを持つうさぎは、まさに特別な存在と言っても過言ではないでしょう。
2020年に公開される「セーラームーンEternal」では、うさぎとちびうさが大活躍するデッド・ムーン編が映像化されるというので、かなり楽しみです。
新月の女王ネヘレニアや、まるでセーラー戦士のようなアマゾネスカルテット達、そしてちびうさが恋心を寄せるペガサスの少年エリオスの登場など、シリーズのなかでもあらゆる魅力が凝縮されているだけに、期待度はかなり高くなっています。
劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」について
2020年9月11日に、「美少女戦士セーラームーンEternal」の前編が公開されます。
1992年に原作とテレビアニメがスタートしてから、ずっと「美少女戦士セーラームーン」に夢中でした。
Webアニメである「Crystal」になり、改めてストーリーの緻密さやキャラクター1人1人の魅力に気づかされました。
「Eternal」の公開が決まった時には、あまりの驚きに思わず声をあげてしまいました。
ですが、何より驚いたのはそのキャラクターデザインです。
公開されたキーヴィジュアルを手掛けたのが、只野和子さんだったことです。
只野さんと言えば、セーラームーンがテレビアニメ化された頃から「R」までのキャラクターデザインを手掛けていて、丸みを帯びた可愛らしいキャラクター達がとても印象に残っています。
只野さんが再びキャラクターデザインを担当するとのことで、まるで初めてセーラームーンに出会った頃に戻ったようでとても嬉しかったです。
そして、監督を務める今千秋さんは「Crystal」の第3期を手掛けていて、そのスピーディな演出力は作品の魅力をどんどん引き出してくれます。
更に原作者である武内直子さんが監修するということもあり、「セーラームーンEternal」がとても楽しみです。
そして、後編がいつ公開されるのかも楽しみで仕方ありません。