今回は、初心者にもおすすめできる東野圭吾の映画化された本3選のご紹介です!
ナミヤ雑貨店の奇蹟
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、ミステリー小説が得意ではない人も楽しめる作品です。
いつもの東野圭吾とはがらっと異なるテイストで、ファンタジー要素が盛り込まれた心温まるストーリーになっています。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、映画化されて2017年9月に全国各地で公開されました。
キャストはHey! Say! JUMPの山田涼介が主演を務め、公開初日の2日間で16万人以上を動員したヒット作です。
物語の舞台は廃業した雑貨店で、悪さをした3人組がそこへ逃げてきます。
廃業前のナミヤ雑貨店では、店主が手紙による悩み相談をしていたんです。
すでに廃業しているのになぜか、郵便口から手紙が落ちてきます。
その手紙は過去に投函されたもので、タイプスリップして届いたのかもしれない、戸惑いつつも3人は店主の代わりに返事を書きます。
そこから、雑貨店の秘密が徐々に明らかになっていくというお話です。
感動必須のステキな作品ですよ。
マスカレード・ホテル
「マスカレード・ホテル」はマスカレードシリーズの第1作目であり、
「マスカレード・イヴ」「マスカレード・ナイト」と第3作まで続いています。
1作目の「マスカレード・ホテル」は、2019年に映画化されました。
長澤まさみと木村拓哉が主演を務めたこともあり、かなり話題を集めましたよね。
マスカレードには仮面舞踏会といった意味があるらしく、本の表紙デザインにある赤色のアイマスクが印象的です。
容疑者不明の連続殺人事件が起きている中、
ホテル「コルテシア東京」が次の犯行現場になるとされ、刑事がホテルマンのふりをして潜入することになります。
そして、女性のフロントクラークが、この刑事の教育係を担当することになるんです。
ホテルマンとしての業務をこなしながら、潜入した刑事は犯人を逮捕できるのでしょうか。
ミステリーあり、エンタメありで、気軽に楽しめる作品ですよ。
加賀恭一郎シリーズ「新参者」
東野圭吾の代表作といえば、加賀恭一郎シリーズは外せないでしょう。
映画化だけでなくテレビドラマ化されているので、ご存じの人も多いかもしれませんね。
シリーズ作品ですが、それぞれが独立したお話になっているので、必ずしも1作目から順に読み進めなくても大丈夫です。
そこで今回おすすめしたいのは、シリーズ8作目となる「新参者」です。
テレビドラマのタイトルと同じですね。
「新参者」は第九章までの短編集となっていて、本作から舞台が練馬署から日本橋署へと変わりました。
日本橋という不慣れな地域で、新参者として加賀恭一郎は事件の真相を暴いていきます。
捜査能力はもちろん、情に厚い加賀刑事の優しさが丁寧に描かれています。
テレビドラマを見たという人も、改めて本を読んでみてほしいです。
加賀恭一郎のことをより深く知れますし、さらにハマると思います。