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林修先生が番組でおすすめしていた本の読み方を解説していきます!

「今でしょ!」でブレイクし大人気となった林修先生をご存じですよね。

初耳学
予備校講師として多忙を極める一方、講演やテレビ出演などでも大活躍しています。

 

そんな林先生ですが、専門が国語というだけあって子どもの頃から本が大好きだったそうです。
中学時代には1000冊もの本をよんだというエピソードもあるほどです。
日本文学全集も読破したらしいですよ。

 

日本文学全集というと、何だか難しそうで敬遠しがちな人も多いでしょうが、林先生ならではの一風変わった読み方を真似してみると、近代文学を身近に感じられるかもしれません。

 

林先生のおすすめの本

林先生は、2013年頃「笑っていいとも」という番組にレギュラー出演していました。
その時に本の紹介をするコーナーがあり、そのなかで武者小路実篤の『友情』を取り上げていました。

 

『友情』は野島という名の青年を主人公にした小説です。
野島は友人の仲田の妹である杉子に恋心を抱きます。

 

それを知った一番の親友の大宮は、自分も杉子に惹かれながら野島の恋愛を応援しようとするという巷によくありがちな三角関係の物語です。

 

林先生は、作品を読むときに作家の顔を知っておくのだそうです。
その作家が書いたものだと理解して読むと、解釈に違いが生まれるとのことです。
というわけで、林先生は武者小路実篤が書いたということを大前提に読み始めました。

 

↑武者小路実篤

控えめに言っても武者小路実篤はイケメンとは言い難いですよね。
その武者小路実篤が自らを投影したのが野島であると考えると「野島が女にもてるはずがない」のです。

 

それが、小説の結末に大きく影響してくるというのが林先生の持論です。
なんと独創的な読み方でしょうか。

そう思って『友情』を読むと、野島のことが急に滑稽に思えてくるから不思議です。

野島と大宮と杉子が卓球をして遊ぶシーンがあるのですが、林先生曰く「野島はかっこ悪く、杉子に好かれるはずがない」そうです。

既読の方も、林先生の視点を参考に読み返してみてください。
また、別の感想が浮かんでくるかもしれません。
名作の解釈も人それぞれですね。

林先生著書の本

また、林先生は自分でも何冊か本を書いています。

『異端のススメ』は、小池百合子さんとの対談集です。


異端のススメ

東大を卒業してから、エリートコースを突っ走るかと思いきや様々な失敗と挫折を繰り返した林先生と、キャスターから政治家に転身した小池さんの発想から現代を生き抜く心構えが学べます。

 

 

『すし、うなぎ、てんぷら ~林 修が語る食の美学』では、林先生の並々ならぬ食に対するこだわりを知ることができます。


すし、うなぎ、てんぷら ~林 修が語る食の美学

他にも「話し方」に関する本や、勉強法の本などバラエティーに富んだラインナップに驚きました。
たいした先生ですね。

 




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